一人目は授かったのに、二人目の妊活でうまくいかない方、
一人目の時から妊娠しづらく、二人目でもなかなか授からない方、
二人目不妊で悩まれている方、結構多いです。
お子さんを抱えての妊活はやはり大変ですよね。
お子さんのお世話をしながら、家のこともやったり、お仕事をされている方は、育児と仕事の両立もはかりながらとなるので、一人目の妊活の時のようにはいきませんよね。
自分だけの時間もなかなか取れないし、睡眠不足になったり、食事も子供優先になったり…。
二人目不妊で悩んでいるそんなあなたに、二人目不妊の原因と、少しでも妊娠しやすい体づくりのためのセルフケアをお伝えします。
二人目不妊の原因とセルフケア
育児や仕事のストレス
ストレスが原因の一つかもしれません。
ストレスには精神的なものだけでなく、肉体的なストレスも含みますが、どちらのストレスも身体に影響します。
通常、日中は交感神経が、眠るときは副交感神経が優位に働くようになっていますが、ストレスなどが原因で自律神経のバランスを崩してしまうと、不眠や睡眠の質を下げる原因となったり、ホルモンバランスの乱れにもつながります。
ホルモンバランスが乱れると、生理不順や排卵障害、黄体機能不全を引き起こす場合もあります。
ストレスは、私たちの身体にどのような影響をもたらすのでしょうか。
ストレスを感じると、それに対抗するために、抗ストレスホルモンが分泌されますが、これはコレステロールを原料としています。コレステロールからは作られるものは、抗ストレスホルモンだけでなく、性ホルモンもありますが、私たちの身体は生きるために、ストレスに対抗することを優先しようとするので、ストレスを感じると性ホルモンが作られなくなってしまうのです。
性ホルモンが作られないと、性欲の減退、男性はED、女性は生理不順などにつながる可能性があります。
ですので、コレステロールって大事なんですね。
コレステロールは卵やレバーに多く含まれています。また、良質の油を摂ることをおすすめします。
良質の油とはオメガ3系の油で、亜麻仁油、えごま油、シソ油、魚油などです。
『油の話』はまた別の機会に詳しくお話します。
なるべくストレスを溜めないように、ストレスを感じたら解消するように心がけたいものですが、なかなか難しいですよね。
でも、体の状態を良くするために、できることからやっていきましょう!!
まずは、耳を引っ張ってみましょう。
「耳たぶをつまんで、引っ張って、パッと離す」これを上・横・下の3方向やってみて下さい。
凝り固まった頭がスッキリします。
身体がポカポカする効果もあるので、冷え性の方にもおすすめです。
肉体的なストレスについては、身体を休める時間が持てると良いですね!
体を休めるためには睡眠が重要です。
お子さんが小さいと眠りが浅くなりがちですが、そういう方は
・寝る前のスマホをやめる
・夜遅くいっぱい食べない
ということから始められると良いかと思います。
少しでも睡眠の質を高めていきましょうね。
栄養バランスの乱れ
お子さんが小さいと、なかなか食事に手間をかけられなくなってしまうかと思います。
さっと食べられるインスタント食品や、スーパーのお惣菜に頼ってしまうこともありますよね。
でも、そういった簡単に食べられるものには、添加物が多く含まれています。
添加物の中には、安全性の疑わしいものがあります。
生殖機能障害や流産に関係しているのではないか、といわれているものもあるので、
なるべく摂らないように心がけましょう。
また、栄養バランスについてはいかがでしょうか?
足りない栄養素があると、他の栄養素をどんなにたくさん摂っていても、吸収率が悪くなってしまうことがあります。
バランスよく食べることが重要です。
バランスの良い食事のキーワードは『まごわやさしい』です。
ま(豆類)、ご(ごま)、わ(わかめ・海藻類)、や(野菜)、さ(魚介類)、し(しいたけ・キノコ類)、い(イモ類)
昔ながらの食卓を思い浮かべてみると良いですね!!
運動不足
自分の時間がなかなか持てないため、運動に取り組む時間も限られてしまいますよね。
でも、運動ってすごく大切です。体質改善する為には欠かせません。
運動しないと筋力が低下します。筋力の低下は冷えの原因となり、代謝も悪くなるため、どんなに食事に気を付けたり、サプリメントを飲んだりしていても、吸収できなかったり、体中に栄養が行き届かなくなってしまいます。
栄養が行き渡らなければ、卵子や精子の質が低下し、受精できない、受精しても細胞分裂できない、といったことにつながります。
毎日続けることが大切ですので、ちょっとした時間でできるスクワットやストレッチをまずは5~10分程度で良いので始めてみましょう。
あとは、お子さんとの遊びの中に追いかけっこなどの身体を動かす遊びを取り入れられると良いですね。
お子さんがまだお昼寝をする方は、お昼寝のタイミングでベビーカーに乗せながら散歩するのも良いかと思います。
卵子の質の低下
一人目の時よりも年齢が上がっていることは言うまでもありませんが、加齢による卵子と精子の質の低下は否定できません。
体外受精を行っても受精に至らない、受精しても分割できないといった問題は、精子と卵子の質によるものです。
卵子と精子の質については、以前のブログも参考にして下さい!
https://kamika-therapy.com/2020/08/29/卵子の質をアップする方法/
授乳後の影響
母乳を作るプロラクチンというホルモンは排卵を抑制するため、授乳中は妊娠しづらい状況になります。
断乳して生理が再開するとプロラクチンの値が下がりますが、高い状態のままの方もいます。
高プロラクチンだからと言って、妊娠する可能性が全くないわけではありません。
治療方法としては薬物療法が一般的ですが、食生活を改善することで、治りやすくなる可能性もあり、
ホルモンの調子を整えるために、バランスの良い食事を心がけましょう。
骨盤底筋の衰え
骨盤底筋とは骨盤の下にある筋肉ですが、骨盤や内臓を支えたり、尿や便の排泄などの役割を担っています。
妊娠や出産によって、とても負担がかかる場所なので、産後はこの骨盤底筋が緩んでしまっていることが多いです。
骨盤底筋の上には、腸、子宮、膀胱といった臓器がありますが、骨盤底筋が緩んだ状態が続くと、
これらの内臓が下垂してしまい、骨盤の中の血流が悪くなり、子宮への血行も悪くなってしまいます。
すると、子宮が硬くなり、子宮自体の機能も低下し、不妊の原因となるのです。
また、腸や子宮のねじれにも関与し、ホルモンの分泌や産後の便秘、生理痛などにもつながります。
骨盤底筋を戻すためには、まずは腹式呼吸です。
腹式呼吸を行うことによって、横隔膜が動かされ、それに伴い、他の臓器も動かされます。
臓器への刺激となるので、機能アップにつながります。
まずは鼻から息を吸い、お腹を膨らませます。そして吐くときは口から少しずつ時間をかけて吐き出します。
しっかり吐き切ることを意識しましょう。
風船を膨らませるのもおすすめです。
また、お尻の穴を締めるといった意識をするだけでも良いかと思います。
お子さんがいらっしゃる状況での妊活、きっと大変だと思います。
産後、眠りが浅くなったという方もいらっしゃいます。
確かに身体にとっては質の高い睡眠は必要ですが、
お母さんとして頑張っている証拠だと思います。
寝る前にでも、『頑張ったね、お疲れ様』と、自分の身体を労わって下さいね。
また、一人出産されたということは、妊娠する力がある、ということですので、
まずは、『自分を信じること』から始めてみて下さい!!
もしもお困りでしたら、埼玉県上尾市のコンディショニングサロンkamikaにご相談下さいませ。