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妊活食をはじめよう!

妊娠しやすい体づくりをするためには、バランスの良い食事は欠かせません。

毎日のことだからこそ、ちょっとした取り組みが体に大きく影響してきます。

でも、食事のことって情報がたくさんあって、何から始めればよいか、わからなくなってしまうこともありますよね。

妊活食の基本や足りない栄養素のこと、調味料のことについてふれてみましたので、どんなことを意識したらよいか、ヒントになるものを見つけてみて下さい!

まずは基本から

五大栄養素

生きていくために必要な栄養素を大きく5つに分けると五大栄養素と言われるタンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルの5種類になります。
 〇タンパク質・・・アミノ酸に分解されて筋肉の元になります。エネルギーにもなります。
 〇脂質・・・細胞膜の保護や脂溶性ビタミンの吸収に必要です。エネルギーにもなります。
 〇炭水化物・・・体のエネルギー源です。また、脳のエネルギーとして重要です。
 〇ビタミン・・・調子を整えます。他の栄養素がエネルギーにかわるのに必要です。
 〇ミネラル・・・体の維持に働きます。骨や血などに影響をもたらします。

最近では、ダイエットのために糖質(炭水化物)を控えたり、菜食主義なのであまりタンパク質を摂らないっていう方もいらっしゃいますが、炭水化物もタンパク質もバランスよく摂ることが大切です。

まごわやさしい

具体的にどんな食材を摂ると良いかというと、妊活食のキーワードは『まごわやさしい』です。
・ま(豆製品)・・・豆類、納豆、豆腐などの大豆加工品
良質のタンパク質と食物繊維のほか、マグネシウム、ビタミンB群、亜鉛などが豊富です。
・ご(ごま)・・・ゴマやナッツなどの種子類
オメガ3脂肪酸と言われる良質の脂質とタンパク質、ビタミンEなどを含みます。
ゴマのセサミンなど、抗酸化作用を防ぐ栄養素も豊富です。
・わ(わかめ)・・・わかめ、昆布などの海藻類
ヨード、ビタミンB群、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどが豊富です。
・や(野菜)・・・緑黄色野菜、淡色野菜のほか、こんにゃくなど
緑黄色野菜のベータカロチン、淡色野菜のビタミンCなど、各種ビタミンと食物繊維が豊富です。
・さ(魚)・・・魚介類、とくに青魚類
青魚のDHAなどのオメガ3脂肪酸とビタミンB群、亜鉛、鉄、タウリンなどが豊富です。
・し(しいたけ)・・・キノコ類
ビタミンB群、D群、食物繊維のほか、多糖体(免疫力を高める)を含みます。
・い(いも)・・・じゃがいも、さつまいも、里いも、長芋など
腸内環境を整える食物繊維のほか、じゃがいもはビタミンC、長芋はムチンなどを含みます。

『まごわやさしい』って、昔ながらの食卓って感じがしませんか?
何を食べたらよいかわからなくなってしまったら、昔の日本の食卓を思い浮かべてみてくださいね。
朝食は、玄米+具だくさん味噌汁+漬物 がおすすめです。
プラスαとして、納豆などのタンパク質と亜麻仁油などのオメガ3が摂れたら良いですね!

取り組みやすい3つのポイント

ビタミンとミネラル

タンパク質、脂質、炭水化物はなんとなくイメージがつくけど、
ビタミンとミネラルって、種類がたくさんあって、全部取るのは難しいって思いますよね。
自分に足りない栄養素が何か、身体のサインを参考にしてみましょう!!
それぞれの症状と足りない栄養素は次のとおりです。

 〇爪が薄い、割れる、反る⇒亜鉛
 〇抜け毛が多い⇒鉄
 〇足がつる⇒マグネシウム
 〇爪を噛む⇒ミネラル
 〇身体がだるい、肌荒れ⇒ビタミンB群
 〇風邪をひきやすい⇒ビタミンD


そして、妊活中の方が不足しやすい栄養素と食材はこちらです。

 ・ビタミンB群⇒玄米、豆類、大豆、卵など
 ・ビタミンD⇒キノコ類
 ・ビタミンE⇒アーモンド、緑黄色野菜
 ・鉄⇒レバー、牛乳、ひじき
 ・亜鉛⇒牡蠣、卵
 ・カルシウム⇒小魚、大豆、小松菜
 ・マグネシウム⇒海藻類、大豆、豆腐

腸内環境を整える

体質改善には腸内環境を整えることも大切です、
腸は、排泄・消化・吸収・免疫といったたくさんの働きをしています。
腸にやさしい食材も見ていきましょう。

<善玉菌を含むもの>
〇発酵食品・・・ぬか漬け、納豆、キムチ、味噌、醤油など
          乳酸菌、ビフィズス菌、酵母菌、麹菌などが含まれます。

<善玉菌のエサとなるもの>
〇食物繊維、オリゴ糖・・・ごぼう、にんじん、ブロッコリー、豆類、いも類、キノコ類、果物など

調味料を変えてみよう

食事に気を付けるのってやっぱり大変・・・という方は、まずは調味料を変えていきましょう。
調味料は毎日摂るものなので、結構大事です!!

・油
マーガリン、サラダ油はやめましょう。代わりに、炒め物はオリーブオイルを使いましょう。
サラダや酢の物には亜麻仁油やえごま油などのオメガ3系の油に変えましょう。そのまま飲んでもok!
オメガ3系の油は熱や光に弱いので、炒め物には使用せず、冷蔵庫保存しましょう。
・醤油
原材料が『大豆、小麦、塩』のみの醤油にしましょう。大豆はなるべく国産のもので、遺伝子組み換えでないものが良いです。
・味噌
原材料が『大豆、米、麹、塩』のみの、無添加の味噌にしましょう。
・だし
化学調味料が入っていないものにしましょう。
鰹節、昆布からだしをとれたら良いですね。甲状腺に不安のある方は昆布にはヨードが含まれるので、鰹節が良いですね。
・砂糖
きび糖、てんさい糖がおすすめです。上白糖、三温糖は控えましょう。
・塩
岩塩がおすすめです。

まとめ

食事って奥が深いですよね。
どんなに食事に注意していても、甘いものやスナック菓子をやめられない、という方もいらっしゃいます。
できれば間食は、小魚やナッツに置き換えたいところですが、どうしても食べたいときは食後に少しだけ、ってすると良いかと思います。

また、同じ食事をしていても、同じように効果が得られるかというと、そういうわけにもいきません。
内臓の機能や身体の状態によって個人差が生まれます。
受けているストレスや、環境の違い、健康や生き方に対するマインドの違いにも影響してきます。
自分に効果がなかったからやめるというのではなく、食事はこれからずっと生きていくために必要なことですので、
妊活に関係なく、取り組めていけたら良いですね!!

でも、ストレスになりそうなときは肩の力を抜いて、時には『ご褒美』と思って好きなものを食べても良いと思いますよ!
食事をする上で一番大切なことは、『楽しく・美味しく』食べることです!!