妊活していると、いつタイミングをとればいいのか、とっても気になるところ。
目安はやはり『排卵日』ですが、実は、排卵日当日がもっとも妊娠しやすい日ではないのです!
排卵日と妊娠しやすいタイミングの取り方についてお話していきます。
排卵日を予測する
まずは、排卵日を予測することが大切です。排卵日を特定するのはとっても難しいもの・・・。
いくつかの方法を組み合わせて、何周期か記録をとりながら、判断していく必要があります。
基礎体温表を付ける
基礎体温表を付けましょう。基礎体温表は、体の状態を知る為にも継続して記録することをおすすめします。
まずは、低温期と高温期の二層に分かれているか、見てみましょう。
二層に分かれていれば排卵していることがわかります。
基礎体温表から排卵日を予測する
では次に、排卵日はいつかというと、これには個人差があります。
低温期から高温期に移行する時に、体温がガクッと下がる日があります。
ガクッと下がった最低体温日が排卵日である確率は22%、最低体温日の翌日が40%、翌々日が25%、最低体温日の前日が5%と言われています。
クリニックに通われている方は、卵胞の大きさをチェックしてもらいながら、最低体温日を基準にいつ排卵したのか、数周期様子をみて、ご自身の排卵のタイミングを把握していけると良いですね。
排卵検査薬を使用する
市販の排卵検査薬を使って排卵日を確認する方法があります。尿中のLH(黄体形成ホルモン)に反応して排卵日を予測する検査薬です。排卵検査薬は排卵日が近づいてきたら、なるべく同じ時間帯に毎日チェックしましょう。検査薬が陽性になった時、もしくは色がもっとも濃く反応した時がLHのピークと考えられます。そして、LHがピークになった時が排卵の約12時間前と言われています。
排卵検査薬を使用する場合も、基礎体温表とあわせて、数周期記録されると良いでしょう。
排卵検査薬がいつ陽性になったかわからない、という方もいらっしゃいます。
生理周期が一定でない方は特に判断が難しいかと思います。
一日1回でわからない場合は、12時間ごとに1回チェックしてみましょう。
ただ、LHホルモンも個人差が大きく、かなり幅が広いので、反応しなくても排卵していることもありますし、紛らわしい陽性反応が出ることもあるので、神経質になりすぎないようにしましょう。
タイミングの取り方
もっとも妊娠しやすい日
上のグラフは、米国の生物統計学者であるデビッド・ダンソン博士が自然妊娠したカップルを調査し、年齢別、タイミング別の妊娠率を表したものです。
妊娠しやすい期間は、排卵日の5日前から排卵日当日までの計6日間で、もっとも妊娠率が高いのは、排卵日の2日前ということがわかります。
基礎体温表や排卵検査薬を使って排卵日が予測できたら、排卵日の5日前から排卵日当日にかけてタイミングを取っていきましょう。
排卵検査薬が反応し始めるのは排卵日の36時間くらい前、LHのピークは排卵の12時間前からとなるので、その時点で妊娠しやすい期間の半分以上が経過していることになります。ですので、ピークを迎えてからタイミングを取るのではなく、排卵日を予測したうえで、前もってタイミングを計ることが大切になるんですね!
陽性になった日がチャンス!というのは間違いではないのですが、検査薬の結果に頼りすぎてしまうと、タイミングを合わせることにとらわれてストレスになってしまったり、自分自身でチャンスをせばめてしまうことにもなるので、気持ちを楽にして、あまりこだわりすぎないようにしましょう。
精子と卵子の寿命
以前は、精子の寿命が3日、卵子の寿命は1日と考えられていましたが、受精可能な時間はもっと短いことがわかってきました。
・精子は、射精から5~6時間後から36時間後までが受精可能(射精直後は受精できない)
・卵子は、排卵後6~8時間受精可能
と言われています。ですので、タイミングの取り方としては2日に1度が理想的です。
そして、排卵したときに精子が待っている状態がベストだと言えます。
排卵日にとらわれすぎないで!
ただ、タイミングを合わせることが負担になってしまうのはあまり良くありませんので、お二人に合ったペースを見つけてもらえたら良いかと思います。
特に男性は精神的なものに左右されやすいので、『排卵日だから・・・』というニュアンスは避けましょう。
それから、男性に禁欲はおすすめしません。週に2~3回は出しておいたほうが良いんですね。
精巣内にある古い精子からは活性酸素が生産されます。
それによって精子や精子を作る細胞がダメージを受け、結果として精子を作る力が低下して、精子の質が悪くなってしまいます。
ですので、無理に我慢したりする必要はありません。
また、女性側も、排卵日の付近だけタイミングを取るのではなく、定期的にセックスするほうが、身体に良いんです。
セックスレスの状態が続くと、おりものが減ってしまったり、膣が硬くなったり委縮したりします。
膣が硬くなると、性交時に痛みを感じたり、細菌に感染しやすくなったり、頚管粘液が減って、精子が通りづらくなってしまいます。
その状態が続くと、尿もれや、痔、便秘、生理痛が起こるだけでなく、子宮下垂や骨盤脱臓器などを引き起こすこともあります。
セックスが難しい場合には、膣マッサージという方法もありますので、普段から膣を柔らかくすることを心がけると良いかと思います。セックスレスかどうかに関わらず、いろいろな効果があるようなので、試してみるのも良いかと思います。
あとは、お二人の気持ちも大切になってくるので、義務的な感じにならずに、お互いが求め合って、気持ちよくできるといいですね!
もしも、妊活にお困りでしたら、埼玉県上尾市のコンディショニングサロンkamikaにご相談下さいませ!