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便秘が体にもたらす影響とは?

多くの女性を悩ます便秘。

不妊で悩んでいる方の中にも、多く見られます。

便秘の症状って軽く見られがちですが、実は、便秘が体に与える影響って大きいんです。

そして妊活にも非常に関係があるんですね。

便秘がもたらす妊活への影響と便秘を改善する方法について、お話します。

便秘が与える影響

まず、便秘とは・・・

毎日の食事や呼吸を通じて、私たちの体には食品に含まれる添加物、大気汚染物質などが知らず知らずのうちに体内に蓄積され、毒素となります。
そして、それらの体内毒素の70%が「便」に含まれています。
つまり、便秘というのは、体内毒素が溜まっている状態なのです。

影響その1:栄養が吸収できない

体内毒素の排泄がうまくいっていないと、今度は栄養が吸収できなくなってしまいます。
降りる人がいないと乗ることができない満員電車のような状態です。
どんなに、食事に気を付けたり、サプリをとったりしていても、効果が出ない…という方は便秘のせいかもしれません。
そして、必要な栄養素が吸収できなければ、精子や卵子の質も低下してしまいます。

影響その2:免疫機能が下がる

それから、便秘にもっとも関係している場所といったら、やはり「腸」ですよね。
腸の働きは、排泄機能だけでなく、消化・吸収・免疫機能も備えています。
特に大事な機能は「免疫」です。
実に、免疫の70%が腸に集まってるんです。

便秘で排泄機能が低下していると腸全体の働きが悪くなり、免疫機能も低下して健康状態にまで影響を及ぼしてしまいます。
体調が悪い時に妊活しても良い結果にはつながりません。ですので、健康な身体づくりが大切です。

影響その3:毒素が全身へ

そして、腸に流れてきたものは、腸→肝臓→心臓→全身にめぐるようになっています。
全身に毒素が回ると、炎症を起こしたり、元気な細胞まで傷つけられてしまいます。
卵子も精子も一つの細胞です。
卵子や精子が傷つけられない環境を整える事が重要なんですね。

影響その4:疲れた肝臓が子宮を圧迫

また、便秘によって腸内に溜まった毒素は、まず肝臓へ流れていくことになります。(腸→肝臓→心臓→全身)
肝臓には解毒機能がありますが、肝臓の役割はそれだけではありません。
消化・循環・排泄のほか、500以上の機能があります。
ですので、腸から体内毒素が流れてくると肝臓が疲労して、硬くなったり、下垂したりします。

肝臓が下がると、その下の腸が圧迫され下に下がろうとします。
腸が下がると、その下の子宮や卵巣が圧迫され、子宮や卵巣の機能低下にもつながってしまうのです。

ですから、まず排泄機能をしっかり高めていくことが重要なんです。
排泄→消化・吸収→循環・免疫機能と段階的に機能を高めていくことで、
生殖機能がしっかり働くようになります!!

便秘を改善するためには

運動をしましょう

効果的な運動は、腹筋、スクワット、ウォーキング、ストレッチです。
腹筋が弱いと、便を押し出す力が弱くなり、大腸も下垂してしまうので、便秘になりやすくなります。
ウォーキングは身体全体の血流アップにつながり、新陳代謝を良くし、腸の働きを活発にします。
スクワットやストレッチは、下半身を使った動きとなるので、腸への良い刺激になります。
適度な運動に取り組みましょう!!

よく噛んで、ゆっくり食べましょう

時間をかけて食事をとることで、唾液の分泌を促し、しっかり消化することで腸への負担を減らしましょう。

睡眠をしっかりとりましょう

寝不足や睡眠の質が悪いと、交感神経優位となります。自律神経のバランスが乱れると、腸のぜん動運動が異常を起こしてしまうため、便を押し出すことができず、便秘になってしまいます。

水を飲みましょう

体重×30mlが目安です。常温かそれより温かいもので、身体を冷やさないようにしましょう。
飲んだ量が把握できるように水筒などに入れ。こまめに取るようにしましょう。
水道水には多くのアルミニウムなど有害物質が含まれているので、浄水器や整水器でろ過したキレイな水を飲みましょう。ミネラルウォーターでも良いです。
ただし、食事中にガブガブ飲むと、胃酸が薄まってしまい、消化がしづらくなるので、食事中の飲みすぎには注意してください。

姿勢を正しましょう

姿勢が悪いと背骨や骨盤が歪んだり、内臓が圧迫されたりすることで、腸内環境が悪くなってしまいます。
座っている時の正しい姿勢は、膝を直角に曲げて足の裏を床につけ、背筋を伸ばして顎を引きます。

腸内細菌を増やしましょう

腸が喜ぶ食べ物のキーワードは「お・な・か・は・す・き・や」です。

お(オリゴ糖)
ビフィズス菌の大好物は、玉ねぎ、長ネギ、ごぼう、アスパラガス、にんにく、とうもろこし、はちみつなどです。

な(納豆などの大豆食品)
豆腐、豆乳、おからなどです。
睡眠中の腸の働きをサポートしてくれるので、夜に食べるのがおすすめです!

か(海藻類)
昆布、わかめ、のり、ひじき、めかぶ、もずくなど。
食物繊維が豊富で、ミネラルバランスも抜群!!
また、蓄積された有害物質やナトリウムを排出する作用もあります。

は(発酵食品)
味噌・醤油は麹菌。
納豆は納豆菌。
ピクルス・キムチ・ぬか漬けは乳酸菌。
ただし、キムチは添加物に注意が必要です。

す(酢)
腸内を酸性にすることで、腸内細菌の働きを活発にします。
免疫機能も高まります。

き(きのこ類)
β-グルカンという免疫増強物質が含まれています。

や(野菜類)
腸内細菌は食物繊維で育ちます。
ごぼう、ふき、セロリ、アスパラガス、キャベツ、白菜、青菜は特に食物繊維が豊富です。

まずは、腸内環境から整えていきましょう!!

<補足>
以前はヨーグルトも腸に良いものとしてお伝えしていました。
ただ、ヨーグルトに含まれるカゼインに、炎症を促進する働きがあるため、乳製品はできるだけ摂らない方が良いという見解もあります。
特に、アレルギーや慢性痛、むくみなどをお持ちの方は控えた方が良いかと思います。
ヨーグルトは栄養のために摂るというよりは、食べたい時の癒しとして食べるものだと考えた方が良さそうです。

まとめ

いかがでしたか?
たかが便秘、と思っていた方もいらっしゃるかもしれませんが、便秘を改善することで健康になって、妊娠しやすい体に近づくことができたら良いですよね!
セルフケアも、すべて取り組もうって思わなくて良いので、まずはできることから始めてみて下さい。
「毒素の排泄」しっかり意識してみましょう!

もしも、妊活に関する不安や女性特有のお悩みをお持ちでしたら、埼玉県上尾市のコンディショニングサロンkamikaにご相談下さいませ!